嫁にこっそり、へそくり術

うちの嫁はへそくりが下手だ。
供用のタンスに小銭だらけのへそくり五千円を、こっそりしまいこんでいたうちの嫁。
実は俺も嫁にこっそりへそくりしている。
小遣いは月に5万円。
俺は嫁と違って、スマホアプリを使ってネットバンクにへそくりしているが、かつては…。

俺は本来、浪費家なのだ

今となっては立派なへそくり亭主の俺だが、独身の頃は浪費ばかりしていた。
嫁をへそくり下手だなんて笑えない。
小銭だらけのへそくり五千円だって、あの頃の俺と比べれば立派なへそくりだw

嫁と一緒になる前の俺は、外食中心の食事、趣味のアンティークに給料をつぎ込む。
仕事は楽しかったが、働いただけ遊びたい。
給料は全て俺の小遣いだった。

こんな生活じゃ貯金などできるわけもなく…。

俺の小遣いは5万円

小遣いが自由にならない窮屈さ

そんな生活を送っていた俺だったが…嫁と出会い、結婚後は小遣い制となる。
小遣い制は、嫁の提案だ。

月に5万円の小遣いは世間的に良い方なのだろうが、浪費家の俺には窮屈だった。
趣味のアンティークショップからも足が遠のき、仕事の息抜きといえばスマホアプリでゲームする程度…。

結婚ってこんなものなのか?

俺の給料が突然上がるわけでもなく、月5万円の小遣いは窮屈だが、嫁とはうまくいっている。
独身時代からの遊び仲間とも疎遠になりつつあるが、結婚とはこんなものなのかもしれない…。

嫁に小遣いをあげてくれと主張しながらも、こっそりそう思い始めたころにアンティークショップのオーナーと再会したのだ。

「小遣い=予算ですよ」

オーナー「なるほど、お小遣い制ですか…。
どうりで最近いらっしゃらないと思いました。
ですが、お嫁さんの決めたお小遣いは決して少ない額ではありません。
…小遣いは経営と同じですね。
減らさないよう、増やすように考えれば良いのですよ。」

経営の基本をへそくりに応用

オーナー「この店はもう、30年になります。
良い時も悪い時もありましたが…お客さんにだけ、こっそり教えましょう。
振り返れば経営の基本は接客、節約、仕入ですね。
これをお客さんの小遣いに応用すれば労働(接客)、節約、投資(仕入)といえます。
労働してお金を稼ぎ、稼いだお金をなるべく減らさないように、投資をしてお金を増やすことです。」

まさに、目からうろこの瞬間だった。

嫁にこっそりへそくりはじめ!

収入に小遣いは比例しない

オーナー「だけどそれで小遣いが増えても、お嫁さんにバレたら没収されませんか?(笑)
ネットバンクで銀行口座でも作って、そこにこっそりへそくりしておけば良いですよ。
いまはスマホからアプリで簡単に使えるでしょ?
アプリなら出先からでも確認できるし、まずバレませんよ。」

スマホのアプリを有効活用

アンティークショップのオーナーからは、ネットバンクのスマホアプリの他にもいくつかの便利なアプリをこっそり教わった。
へそくりにはスマホのアプリが強い味方になる。
電卓や家計簿だけでなく、節電、セール情報などスマホアプリを有効利用しない手はない。

そういえば、うちの嫁もお小遣いアプリでへそくりしていたっけ。
あのアプリもなかなかへそくりに有効活用できそうなアプリだった。

こうして俺のへそくりライフが始まったのだ。

【つづく】

編集:ポイントアプリ比較ナビ

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